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zoom RSS 大内田わこ著 「ダビデの星」を拒んだ画家 1

<<   作成日時 : 2017/04/20 05:13   >>

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「ダビデの星」を拒んだ画家 フェリックス・ヌスバウム 

「ダビデの星」とはユダヤ人が胸に貼ることを強制された黄色い星のマークの事。

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この本を紹介するのは2回目です。
2010年4月9日のブログ「二つのホロコースト」を是非とも読んでほしいのですが、わかり易いガイドとして少し再録します。


昨日の新聞に「カチンの森事件」70年の記念式典がロシアの現地で執り行われたことが報道されていました。
これは一言でいえば「スターリズムによる虐殺」事件でした。
当時、ソ連は「ナチス・ドイツがやったことだ」とまったく嘘の大宣伝をしました。
戦争の狂気とは本当に恐ろしいことです。


記事中にあるアンジェイ・ワイダ監督の最新作≪カティンの森≫です。
監督の父は、虐殺にあったポーランドの将校でした。

ドイツとロシアと両方から侵略されたポーランドという国に起こった世紀の悲劇。
戦争遂行者は本当に告発され続けなければいけません。


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自分もアウシュビッツの取材の旅でワルシャワからクラクフへ、そこからアウシュビッツへと行きました。この映画に出てくるクラクフ中心の広場。

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この建物の裏手を描いたのが2003年日展出品作「雨の広場」です。
映画の最後。カティンの森の中に掘った大きな壕に、ポーランドの知識人・将校たちが、こともなげに銃で頭を撃たれて投げ込まれていくシーン。驚愕そのものです。

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「カティンの森事件」で「俺達はやってない」と主張した「ナチス・ドイツ=ヒットラー」はその時「アウシュビッツ」でユダヤ人の大量虐殺を続けていました。
この3月15日発売の 大内田わこ著  「ダビデの星」を拒んだ画家 フェリックス・ヌスバウム  

ドイツ国籍のユダヤ人でアウシュビッツで殺された画家の足跡を追った本です。

実は先日、しんぶん「赤旗」の編集部からこの「書評」を頼まれたのです。
「書評」なんか、もちろん初めてのことなのですが、光栄なことなので引き受けました。
毎日、このことで頭がいっぱい。3回目の読みに入っているところです。



このブログの時期は沖縄浦添市美術館での「棄てられた街」の展覧会の直前でした。その頃はブログは3,4日に1回書くぐらいでしたから、そのまま「書評」の中身は書かなかったかも知れません。ご本の中身もほとんど紹介できないままでしたでしょうか。

著者の大内田わこさんはその後もホロコーストなどの取材と研究のためにドイツに留学したまま数年がたちました。著書の発行から7年。このたび帰国されました。

昨日。国会では衆議院法務委員会で「共謀罪」の審議が始まりました。
戦前の治安維持法の再来です。北朝鮮がミサイルの脅威を放ち、トランプ政権は北朝鮮を封じ込めるためと称して艦隊を送って、戦争も辞さない構えです。日本国内でのこうした法制化の口実になっています。言わば「戦争勢力」がつるんで危機を演じているように解釈できます。こうして今、戦前と同じように、知らず知らずのうちに「戦争」に巻き込まれて行く道を歩んでいます。

この本は、一人の画家の生涯を通してナチスの残虐なホロコーストがどう進行して行ったか、歴史の証言を紐解いているのです。次回はその中身の紹介をします。

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